婚活を何年してもうまくいかない女性と、数か月で退会する女性の差とは

尖った趣味は、尖った相手へ受ける

一般的に婚活では「みなさんに好かれるような服装をしましょう」「にこやかに、好かれるよう努力しましょう」と指導されます。初対面で敵意をむき出しにされて恋に落ちる男性はほぼいません。白ワンピースを着れば男性からのアプローチは増えますし、笑顔が素敵なら男女問わず好感を持たれます。

一方で、さっさと成婚するのは「尖った人材」です。たとえば私の友人で、船が好きでたまらない人がいます。彼女は東京から広島まで遠征して船の進水式を見にいきますし、海事専門誌の『COMPASS』バックナンバーがKindleのストレージに並んでいます。

一般人には全く理解できない専門用語を駆使して話す彼女は全くモテから遠い人に見えますが、彼が途絶えたことはありません。なぜなら彼女は船舶業の男性やミリタリー好きな男性から強烈にモテるからです。

 

モテる男性の数は少ないけれど、確実に好かれる。それが「さっさと婚活から卒業していく方」の特徴です。

 

したいことがない人は、特定の市場がない

逆に「趣味は食べ歩きです」「カフェ巡りです」といった無難なプロフィールを書きつつ「趣味とか特に無いんだよなぁ」と考えてしまう女性は、男性から嫌われこそしないもののモテる市場があるわけでもありません。出会える男性の母数は増えるかもしれませんが、ピンポイントの相手へ刺さるものもないのです。

特にしたいことがない、趣味がない。そういう方はウケる男性像が定まりません。あいまいに「年収が高いからこの人で」「清潔感があるから」と出会いを繰り返しても、お相手から「ピンとこない」と思われがちです。

 

特にモテる男性は仕事や趣味などのめり込める何かを持っていることが多く、同じくらい何かに熱中できる女性へ魅力を感じます。自分だけがのめり込める人間だと、相手へ話をする一方になってしまい「この女性から得るものがないなぁ」と感じてしまうからです。

 

データでもわかる「受け身な結婚願望」

実際、データを見ても婚活がどんどん受け身志向になっていることがわかります。パートナーエージェントの調査結果では、婚活をしている男女が一番取る行動に「友人への紹介を頼む」が筆頭に挙がっています。友人に紹介を頼むのは近いコミュニティ、つまり似た生育環境の相手へ出会いやすいため成婚率も高く、私もおすすめしたい方法です。

一方、友達へ紹介を一任する態度は「自分で婚活アプリやパーティへ赴いて相手を能動的に選別する面倒くささ」から逃れようとする姿勢でもあります。婚活は無数の相手から選べる楽しさもある一方で、「自分は誰といれば長く一緒に暮らせるか」「自分はどんな婚活市場で受けるのか」を分析し相手を選ぶ面倒臭さも背負います。

「婚活疲れ」という言葉もあるように、その道のりは決して楽なものとはいえません。その点、友達の紹介は頼むだけでいい気軽さがあります。特に直近2年で「友達に紹介を頼む」とした女性が24.6%から41.5%へ爆増しており、婚活でアクティブに動きたくない女性が増えていると考えられます。

 

結婚すら「したいかどうか決めたくない」

また、結婚そのものも「したいかどうかわからない」と答える人が20代で17.9%から33.2%へ増えました。「結婚したい」「結婚したくない」と決断することすら嫌だ……という方が増えているのです。

ヒアリングで「結婚したいですか?」と訊けば「いつかはしたいです」と答える方が大半です。しかしそこで具体的にどういう相手を見つけたいか、自分でどういう相手に受けるよう頑張りたいか……と行動に起こす場面では腰が一気に重くなるように思います。

 

「結婚したいか分からない」「自分がどういう相手へ受けたいかわからない」という状態であいまいな婚活をしても、双方がピンとこないのは当然といえます。それより「私は趣味に全力投球しているから、同じくらい語れるパートナーがいい」と決めた上で婚活される方のほうが成婚しやすくなります。

 

一人の時間に、成婚の種が眠っている

何か周りも結婚し始めたし、私も婚活を始めよう! と、友達へ紹介を頼んだりアプリをインストールするのは自由です。ですがそのままでは「まんべんなく嫌われず、好かれない」不毛な婚活を経験します。その前にニッチでも男性が「おっ」と思いそうな話題を自分の中で作る……つまり自分が夢中になって語れる興味を見つけてみませんか。

 

婚活はモテるためではなく、居心地のいいひとりの相手を見つけるためのプロセスに過ぎません。「とりあえず婚活」する前に必要な第一歩は、ひとりの時間をどう過ごすかに眠っているのです。